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VOC排出規制対策ガイド

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関連用語解説

 揮発性有機化合物(VOC)とは

 Volatile Organic Compounds 揮発性有機化合物の略語で、数百種類の揮発性を有する有機化合物のこと。

常温常圧で蒸発し空気中に容易に揮発する有機化合物質の総称。通常いくつもの化合物が混在し、主に人工合成されたものを指す。代表的なものは、ホルムアルデヒドやクロルピリホス、パラジクロロベンゼン、トルエン・キシレン、スチレンなどで、2002年厚生労働省によって計14種類の化学物質が指定されている。比重は水よりも重く、粘性が低くて、難分解性であることが多いため、地層粒子の間に浸透して土壌・地下水を汚染したり、大気中に放出されると光化学反応によってオキシダントやSPM(浮遊粒子状物質)の発生源として関与していると考えられている。人体に対する影響としては、特有の臭いがあり、過剰に吸い込むと頭痛や吐き気、疲労感を引き起こす。特に過敏に反応する人も見られ、化学物質過敏症の原因にもなると考えられている。

 浮遊粒子状物質(SPM)とは

 Suspended Particulate Matter の略語で、大気中に浮遊する粒子状物質にはミスト(気体中に含まれる液体の粒子の総称)、ばいじん、ダスト、ヒューム、粉じん、エーロゾル(空気中に固体または液体の微細な粒子が散在している状態.エアロゾルともいう)などがあり、10μm(1μmは1000分の1mm)以下の粒子をいう。多成分で広い粒度分布を持っている。

発生源はボイラー、溶鉱炉、自動車排ガスなどである。人体に対する影響としてエアロゾルによる視程障害、呼吸器疾患があり、とくに硫酸ミストが大気中に共存していると悪化する。さらに発ガン性・変異原性を持つ多環芳香族炭化水素(PAH)のベンゾ(a)ピレンなどを多く含むディーゼル排気粒子が問題になっている。またこのディーゼル排気粒子は、近年増加している花粉症との関連性も疑われている。

  環境基準としては、「1時間値の1日平均値が0.10mg/m3以下であり、かつ、1時間値が0.20mg/m3以下であること」が規定されている。

光化学オキシダントとは

 各種発生源から大気中へ排出された窒素酸化物及び炭化水素などが太陽光に含まれる紫外線を受けて光化学反応を起こし生成する強力な酸化性をもった物質の総量である。主成分はオゾン(O3)やパーオキシアセチルナイトレート(PAN)等です。光化学オキシダントは窒素酸化物や炭化水素などの燃料の燃焼により排出源から直接排出された一次汚染物質が大気中で光化学反応を受け、新たに発生した二次汚染物質である点で二酸化硫黄や二酸化窒素などと性質が異なります。

  光化学反応は日光により促進されるため、光化学オキシダントは特に夏季の晴れた日差しの強い日に高温・弱風の条件が重なって高濃度になります。人体や植物への影響としては、高濃度になると人間の粘膜に刺激を与えたり、呼吸器系に悪影響を与えることがあります。例えば眼がチカチカしたりショボショボしたり、ひどい時にはめまいが起きることもあります。農作物では細胞膜が破壊され葉の表面に斑点ができることがありますが、大変な高濃度の場合に限ります。